日光チャレンジロードでの車検は全国レベルで見てもかなり低く設定しております。全クラスにて共通事項となっております。車検は、レースに参加する車両が当競技のルールにあっていることの確認と参加者の安全を守るために行う行為です。車両の安全面を主体に説明します。これは、当日を楽しく過ごすために重要なことです。ルールを守るということが、自分だけではなく参加者全員が1日を気持ちよく過ごすことであることを認識してお読みください。内容が変更される場合がありますので常に最新の規則に準じてください。
1.総合構造規定
- ブレーキは、前・後輪それぞれに独立した有効なブレーキを備えていなければならない。
- ハンドルは、回転角度を左右一杯まで切った時に、選手の指を挟まないようにハンドルと燃料タンクに間隔を確保しなければならない。バーエンドは、丸められた形状もしくは覆われていること。(ハンドガード可)
- ステアリングダンパーの取り付けは可とする。ただし、ステアリングストッパー兼用は認められない。
- メインスイッチやハンドルスイッチの改造・変更は可とする。ただし、いかなる場合においても確実に作動するキルスイッチを取り付けなければならない。
- スロットルは、手を離すと戻る方式でなければならず、アクセルワイヤーおよびオイルポンプワイヤーの改造・変更は可とする。尚、ハイスロットルの使用は、手を離すと戻る方式のものであれば認められる。
- ラジエターを装着しているすべての車両の冷却水に関しては、水及び冷却補助液のみとし、クーラントの使用を禁止する。キャッチタンクを転倒時に影響が無い位置に取り付けることが望ましい。
- 燃料タンクは、容易に車体から外れることが無いように装着すること。また、ブリーザーホース付き車両は必ずキャッチタンク(100cc以上)を取り付けなければならない。ただし逆流防止弁付きブリーザーホースを付けていればキャッチタンクの装着の必要はない。
- 4サイクルエンジンを使用する車両は、オイルキャッチタンクを設けなければならない。尚、容量は200cc以上とし、ブローバイガスは吸気循環方式とすること。エアクリーナーBOXがキャッチタンクでも可。
- 始動構造および分離給油用オイルポンプそれらの関連部品の取り外しは可とするが、取り外し後の処理はブラインドキャップなどで確実に行うこと。
- オイルドレインボルトおよびオイル注入口(エンジンまたはミッションオイル)のキャップは、ワイヤーロック等の緩み防止処置を施さなければならない。尚、ワイヤーロックは、0.6~0.8mmのステンレスワイヤーによるツイストワイヤーで緩みの無いように確実に取り付けること。チェックボルトにもワイヤーロックすることが望ましい。
- エキゾーストマフラー/チャンバーの変更は可とする。また、消音効果のあるサイレンサーを取り付けなければならない。また、サイレンサーは確実に消音効果があるものとする。[必要に応じて排気音量の測定をする場合がある]
- サイレンサーの後端部は、後輪より後方へ出てはならず、車体に干渉したり著しく車体から離れてはならない。サイレンサー本体は、脱落防止のためバンドやステーなどで確実に固定されていること。バンクさせた際路面に接触しないこと。排気口は後方に向けること。タイヤやブレーキなどを汚したり、後方のライダーに迷惑をかけるものであってはならない。
- 排気音量は、原則として2サイクル車が99db(A)以下、4サイクル車が99+5db(A)以下であること。競技終了時にはこの数値から+3db(A)まで認められる。【音量測定方法は別表参照】
- シートカウルの改造・変更は可とする。ただし、その幅はフェアリングの幅を超えてはならず、高さもスクリーンの高さを超えてはならない。フルカウル装着車のフロントフェンダーは、取り外しても構わない。ただし、カウルレスおよびアッパーカウルのみの場合は取り付けなければならない。
- ゼッケンの文字寸法は、縦140mm×横80mm以上、文字太さ18mm以上とし、ゼッケンプレートの枠内に明記しなければならない。また、字体は基本的にブロック体とし、認識が容易なものとする。フロント、リア左右の3点以上を推奨とする。リア左右のゼッケンについては、マシンディテール上でゼッケンを貼るスペースがあるものは貼らなくてはいけないものとする。
- ステップバーやステッププレートなど改造変更は可とする。ただし、すべて容易に操作できるものでなければならず、確実に取り付けられていなければならない。
- チェーンカバー/スプロケットカバーは、安全上取り付けることが望ましい。
- アクスルシャフト(フロント、リアともに)の固定にはロックナット、または割りピンを使用すること。
2.総合安全規定
- ブレーキレバーおよびクラッチレバーの先端部は、いかなる場合においても角がある状態は認められない。ない。
- フットレストおよびペダル類の先端部は、安全上丸められていなければならない。
- バックミラー、スタンド、リアキャリアなどは取り外さなければならない。尚、取り外し後の不要なステー類はカットおよびテーピングなど安全上、問題がないような処理を施さなければならない。取り外しが困難なサイドスタンドはワイヤーリングかタイラップ固定によりしっかりと処理されていて車検を通れば走行できるものとする。
- 灯火類などの安全保安部品についても取り外すことが望ましい。困難な場合は転倒時飛散を防ぐテーピング処理を施すことでも可とする。灯火類のバルブを取り外しておくこと。その他危険性のある突起物がある場合、カットおよびテーピングで飛散防止処置を行うこと。
- 主催者、ならびに車検員が、安全面における処置を求めた場合、その指示に従うこと。
3.自分はどのクラスに参加できますか?
排気量や車種によってことなりますが、こちらのページを参考にしてください。
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